夫がアルツハイマーだと診断されて、私は目の前が真っ暗になりました。というのも、当時私の中にあるアルツハイマーのイメージは、人格崩壊、あるいは過程崩壊といったネガティブなものばかりだったからです。
実際に私の身の回りでも、配偶者がアルツハイマー病にかかってしまい、介護などで疲労している友人知人がおおぜいいました。そういった人たちの話をきくたびに、私はアルツハイマー病というのは恐ろしいものだという認識を強く持ち、できれば自分の身の回りでは起きて欲しくないと思っていました。
今から思えば、傲慢な気持ちがあったのも否めません。だから、夫がアルツハイマー病だと診断されて、目の前が真っ暗になったのです。
それは、私の無知からくるものでした。もしも私がその時にアルツハイマー病についてきちんとした知識を持っていれば、それほど落ち込むこともなかったのではないでしょうか。
アルツハイマー病とは、脳が次第に萎縮していき、知能、身体全体の機能が衰えていく病気です。認知症と呼ばれる症状は、大別するとアルツハイマー型と脳血管性に分けられますが、全国の65歳以上の15人に1人は発病するといわれているほど高齢者に多い病気です。
最近では18歳~64歳までの若年のアルツハイマーが増えています。アルツハイマーの原因はまだ詳しくは解明されていませんが、最近の若者は魚の摂取が少ない、つまりDHAの摂取が少ないという傾向があり、老年になってからアルツハイマーを発症する人が増えることが危惧されています。
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